一般的には煮込み料理などによく使用される「ローリエ」
見た目は葉っぱの形をしていますが、これも歴としたスパイスです。
地中海沿岸が原産地のローリエは、古代ギリシャの時代から使用されスパイスの中でも歴史が古いとされています。
ローリエの特徴
ローリエは、清涼感のある甘い香りを持ち、生の状態ではより一層のスッキリとした苦みを感じられるのが特徴です。
基本的には乾燥したものを使用することが多く、こちらは香りがより強くなっています。
保存の際は、日光に当たると退色してしまうため、日光が当たらない場所での保存が大切です。
また、オイルにつけておくことで長期保存できることに加えて、ローリエの香りを移したハーブオイルを作ることができます。
お好みのハーブやスパイスなどを入れることでオリジナルオイルを作ってみるのもおすすめです。
ローリエの役割
ローリエは主に煮込み料理などにしようされています。
主な役割は香りづけ。
肉料理や煮込み料理に加えることで、清涼感のある香りをプラスできます。
同時に肉特有の臭みを消す働きもあります。
また、葉を折って使用することでより強い香りが引き立ちます。
ただし、長時間煮込むとえぐみを感じることと同時に、直接食べると消化器官に炎症を起こす恐れがありますので、煮込み料理の時などは必ず取り出しましょう。
似て非なるもの?ベイリーフとの違いとは
よくローリエと間違えられるものにベイリーフというものがあります。
見た目はローリエとそっくりですが、これらは全くの別物です。
ベイリーフは基本的にインド料理に使用されるハーブで、カレーなどの調理に用いられます。
多くの場合は、初めのテンパリングの際に油で熱を加え香りを抽出します。
ローリエと比較すると、軽くスッキリとした香りが特徴です。
見た目にはほとんど変わらないベイリーフとローリエですが、ある特徴をチェックすることで簡単に見分けることができます。
それは、葉の表面にある葉脈の伸びる方向です。
ベイリーフは葉脈が縦に走っていますが、ローリエは縦に一本の葉脈が走って枝分かれするように横向きに葉脈が出来ています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はローリエの役割やベイリーフとの違いについて簡単にご説明しました。
料理にほんの少し加えるだけで、格段に風味をアップさせてくれるローリエ。
肉料理などの臭み取りとしても使える万能選手。
スーパーで簡単にゲットすることができるので、ぜひ一度購入してみてはいかがでしょうか?
いつもの料理にローリエを加えるだけで、手軽にワンランク上の料理になること間違いなしです!