スパイス図鑑 Vol.7 シナモン

皆さんご存知シナモン

甘くふくよかな香りを持ち、おかし作りなどによく使われています。

「スパイス =辛い」というイメージを持っている方からすると少し意外かもしれませんが、シナモンは世界最古のスパイスと呼ばれるくらい古くから生活の中に浸透しているスパイスの1つです。

古代エジプトの時代では防腐剤として使われ、その後は漢方薬に用いられるなど食用以外でも幅広い用途で使われてきました。

シナモンの役割

シナモン最大の特徴はそのふくよかな甘い香りにあります。

スイーツなどの甘みの強いものに使用されることが多いため勘違いされがちですが、実はシナモン自体には甘み成分は含まれておりません。

彼らが持っているのはあくまで甘い香り。

甘みのあるものをその独特の香りで引き立てることがシナモンの役割になります。

効能

シナモンはその特有の甘い香り以外にも健康に役立つ効果がたくさんあります。

1.毛細血管の修復効果

シナモンに含まれるシンナムアルデヒドには、ボロボロになった毛細血管を蘇らせ、若々しい状態を維持する効果があります。また、毛細血管の強化は冷えの改善にもつながります。

2.アンチエイジング効果

毛細血管の減少によって生じるシミやしわ、たるみの予防や改善効果が期待できます。また、血行の促進により新陳代謝がアップするので、肌のみずみずしさを維持することができます。

3.コレステロール改善効果

シナモンには、HDLコレステロール(善玉コレステロール)はそのままに、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)のレベルを下げる効果があるそうです。

4.むくみ改善

水分代謝を調節する作用があるといわれており、体内の余分な水分を排出する効果があるのでむくみ予防に効果を発揮します。

5.リラックス効果

シナモンの特徴的な香りは心をリラックスさせるという効果があり、アロマテラピーでも利用されています。

まとめ

摂取量など使用するときは注意すべき点もありますが、シナモンはその甘い香り以外にも健康面で様々なメリットをもたらしてくれます。

料理にも健康にも役立つスパイス。

皆さんもぜひ使ってみて下さい。