スパイス=辛い
多くの人がそのイメージを持っていることでしょう。
しかし先日の記事でも紹介したように、スパイスの中でも辛味を持つものは限られている。
その限られたスパイスの1つがレッドチリだ。
レッドチリの特徴
前述の通り、レッドチリは辛味を持ったスパイスです。
いわゆる唐辛子を指し、その品種は90種類以上とも言われております。
マイルドで野菜のように食べられるもの
少し舌がヒリヒリするもの
強烈に刺すような辛味を感じるもの
品種によって辛味の強さは様々です。
辛味の元はレッドチリに含まれるカプサイシンと言う成分
辛味が強い品種にはこのカプサイシンが豊富に含まれております。
有名どころでは暴君として名を馳せたハバネロ
唐辛子の辛さを示す数値に、「スコヴィル値」というものがあり、国産の唐辛子が4万~5万スコヴィルくらいです。
対してハバネロは10万~35万スコヴィルに値するのだとか。
このように辛味のイメージが強いレッドチリ
しかし、辛味以外にも豊かな香りを持っています。
そのため料理への辛味づけという目的以外にも、香りづけとにも用いられます。
姿を変えるレッドチリ
生のレッドチリを乾燥させてすり潰したものをカイエンヌペッパーと呼びます。
ホールで使うほか、南米ではこれをすりつぶし、クミンなどと合わせることでチリパウダーというミックススパイスの原料となっています。
インドでは乾燥させたレッドチリをそのままでも、すりつぶしたパウダー状でも使用
韓国唐辛子は独自の香りを持っており、キムチなどにも使用されています。
このように辛味に加え、豊かな香りを持つレッドチリはホールやパウダーと姿を変え、様々な料理を風味豊かに変身させてくれます。
そのため辛味ペーストなどの市販品が多く製造されているのもレッドチリの特徴です。
意外な万能選手、レッドチリ
品種ごとの特徴を見極めて、上手に料理に活用してみてください。