スパイス図鑑 Vol.4 ターメリック

一般的に流通しているスパイスの中でも比較的メジャーなスパイス、ターメリック。

スパイスになじみのない人でも名前くらいは聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?

あまりピンと来ねえな、という方は「ウコン」と聞けば何となくイメージはつくのではないでしょうか。

鮮やかな黄色をしており、ちょっと土くささを感じさせる独特の香りとほろ苦い風味が特徴です。

見た目に華やかな黄色を生かし、主に料理の色付けに用いられることが多くなっております。

黄色い色素成分は「クルクミン」という油溶性成分なので、調理するときは油と一緒に使うことできれいに色付けすることができます。

よくカレー屋さんとかでみるカレーが黄色み掛かっているのはターメリックによるものなんですね。

一方、様々な食材と相性がよく、料理の味に厚みを出せることから味のベースとなるスパイスとしても用いられます。

インド料理など、エスニック系の料理には幅広く使われています。

ターメリックの効能

ターメリックの効能としてまず挙げられるものが「肝機能の向上」。

肝臓には、摂取した食べ物・飲み物から有害な物質を解毒する働きがあります。ターメリックはこの解毒作用を高める効果があります。

摂取することで肝機能を引き上げるさまはまさにドーピングさながら。

ベン・ジョンソン宜しくである。

壮絶な飲み会前に摂取することで、ぶっちぎりのパフォーマンスで世界記録を樹立できるでしょう。

その他にも前述の通り、ターメリックには「クルクミン」という成分が多く含まれております。

この「クルクミン」がもつ抗酸化作用がアセトアミノフェンなどと同様の鎮痛作用を持つ可能性があると言われております。

他にも糖尿病やアルツハイマーの予防や治療にも効果があるとして、さまざまな機関で現在も研究が進められています。

まとめ

食事だけでなく我々の健康面でもいい効果をもたらしてくれるターメリック。

カレーよし、スープよし。お手軽にターメリックライスなんかもいいかもしれません。

様々な食材に相性がいいので、普段の料理に気軽に取り入れてみてください。